feel NIPPON 春 2021 開催レポート feel NIPPON 春 2021 開催レポート

共同展示商談会
「feel NIPPON 秋 2021」開催レポート

日本商工会議所は、各地の商工会議所または地域の小規模事業者等が開発した地域特産品等の販路開拓支援を目的に共同展示商談会「feel NIPPON 秋2021」を、雑貨・文具・ファッションなどの商談展「第2回 ライフスタイルWeek 関西」にて、出展しました。

春秋を通じて初めて関西エリアで共同展示商談会開催

「feel NIPPON 秋 2021」が開催されたのは、2021年9月29日(水)から10月1日(金)までの3日間。開催会場は大阪府のインテックス大阪でした。
開催期間のうち、9月29日・30日の2日間は、大阪府が緊急事態宣言対象地域となっていたため、展示会への来場者数が懸念されましたが、「第2回 ライフスタイルWeek 関西」を含めた3日間の来場者数は、約7,600人におよびました。
特に緊急事態宣言が解除された10月1日は、午前10時から午後5時までの開催時間中、来場者が立て続けに出展ブースに立ち寄るなど、賑わいを見せていました。

今回の共同展示商談会で特筆すべきは、関西エリアにおけるfeel NIPPONの共同展示商談会の開催が、春秋を通じて初開催であったことです。また、秋の開催は2010年以来、11年ぶりの開催となりました。

「西日本のバイヤーにfeel NIPPONの取り組み、および各地で開発された地域特産品等を知っていただきたい」という狙いを持って開催した共同展示商談会には、20商工会議所が出展し、事業者数は38社を数えました。

▲会場となったインテックス大阪の外観
▲新型コロナウイルス感染予防対策を徹底して開催

来訪したバイヤーに地域色を伝える工夫も

今回の関西エリア初出展にあたり、feel NIPPONのブースにも工夫が凝らしてありました。
設営担当者によると、feel NIPPONの一体感を持たせ、「食」は「食」、「技」は「技」と、カテゴリーごとにまとまるように配置したといいます。
また、大きな特徴だったのは、商談ブースを別に設けず、各ブース内に商談スペースを設けたということです。

その狙いの一つが、地域色をなくさないこと。
関西圏では初開催ということもあり、全国から集った地域の雰囲気やイメージを損なうことなく来訪したバイヤーにお伝えし、心ゆくまで今後につながる質の高い商談に取り組んでいただこうという計らいでした。

こうして臨んだ関西エリアにおける初の共同展示商談会。
出展した商工会議所ならびに事業者の声を総括すると、「やはり関東で開催する展示会に来場されたバイヤーさんと、関西のバイヤーさんではタイプが違う」というものです。

▲ブース内に商談スペースを用意
▲地域色を前面に展開
▲コーナーでの出店を有効に活用して商品を陳列、展示

関東の展示会とは異なるバイヤーのタイプ

具体的なバイヤーの違いについては、「大阪という商人の町らしさなのか、ノリもよく会話も弾みました」「熱心なバイヤーさんが多いという印象。じっくりと話を聞いてくれるバイヤーさんが多かったですね」などの声があがっていました。

展示会は、商談はもちろんですが、情報収集の場でもあります。
それは出展者も来場されるバイヤーも同じ。
「今回は情報収集がメインというバイヤーさんもいらっしゃいましたが、大阪らしく多くのバイヤーさんとリアルで活発な商談ができました」と、商談に積極的なバイヤーの数に驚いた出展者もいました。

しかし、さすが大阪での開催と思わせるコメントも。
「東京開催の展示会に来場されたバイヤーさんよりも、やっぱり値段の交渉がシビア(笑)。また、商品の価格設定や見せ方、打ち出し方など、商品に対する目利きや思考が違うと感じました」と、関東開催とはまた違ったブラッシュアップのヒントを得られたとのことでした。

同様に、具体的なアドバイスや今後に向けての手応えを得られた事例について、ご紹介します。
「日本らしさの雰囲気を醸し出す商品を出展したのですが、これならば香港や中国、米仏など海外への進出を勧められました」
「価格設定だけではなく、送料負担の問題などクリアしなければならない課題が改めてはっきりしました」
「今回は女性を意識した商品をラインナップしてきましたが、バイヤーさんとの話の中で地域色をどうやって打ち出すか、方向性を絞ることで消費者にどうアピールするかの重要性を確認できました。その意味で今回のトライアルは成功だったのではないかと、手応えをつかんでいるところです」

また、「第2回 ライフスタイルWeek 関西」は、雑貨をはじめとする文具やファッション、美容、インテリアなどの商談展。そのため来場するバイヤーの多くは雑貨系のバイヤーだったようです。

「食」を展示した出展者からは、「雑貨の商品が多かったため、その他大勢に埋もれてしまったような……」という、マイナスのご意見もありました。
一方、同じように「食」を中心にした出展者によると、「食品以外のバイヤーさんと出会えた貴重な経験。食のバイヤーさんとは異なる視点から、今後のブラッシュアップにつながるアドバイスをいただくことができました」と評価する声もいただきました。

関西地区での認知向上など、出展を通じて得られた課題

feel NIPPONとしては初の関西圏での出展でしたが、このたび出展した商工会議所ならびに事業者からは、「これからも関西での展示会を希望したい」という声をいただきました。

その理由を出展者の声からいくつかピックアップしてみます。
「全国展開するうえで、どうしても東京が中心になります。しかし、今回の出展でバイヤーさんにも地域性があることがわかりました」
「関西方面の新規販路開拓を目的に出展しました。しかし、関東と関西ではビジネスや商売に対する取り組みがずいぶんと違うことがわかりました。今回の経験を活かして、次があればより実りある成果を期待したいです」

また、意外だったのは、全国的に知名度のある特産品を出展した商工会議所と事業者の声です。
「特産品としては知られているのですが、そこからどんな商品が生まれ、展開をしているのかをご存知ないバイヤーさんも少なくなかった。珍しいと思っていただけるのは高評価と受けとめますが、まだまだ周知徹底がおよんでいないことも痛感もしました」

関東開催の展示会では継続的に出展しているため、来場するバイヤーへの認知は進んでいるものの、地域が変われば訪れるバイヤーも異なるため、改めて認知度に課題があることを実感しました。

このように、「feel NIPPON 秋 2021」では、今後につながる手応えと新たな課題を見つけることができました。

商工会議所が中心となって事業者と生み出す、地元の特産品や名産品、伝統技術などを活用したfeel NIPPONらしい商品の数々。
その素晴らしさと価値を全国の津々浦々までお伝えするまで、feel NIPPONのチャレンジは続きます。

保存されていない入力内容があります。保存ボタンを押してください。